永江勇は止まって振り返りこっちを向いた


「今日はありがと。気をつけてね」

「おう。」

私に向かって拳を向けてきた

ードキンッ
あ、まただ‥

また‥胸の奥がドキンって‥
恋に似ている‥

だけど‥耕祐の時とは違う

何かが違う
だけどその何かがわからない
まぁ、でもいっか


私は永江勇が見えなくなるまで見送った