由真は少し不満そうな顔をしたけど、言うのをやめた代わりに耕祐を睨んだ。 「ここじゃ、話せねぇから屋上行かねえか?」 「少しだけなら‥いいよ。」 「雪菜っ!!」 「心配してくれてありがとう由真。私は大丈夫だよ。」 こんなに私のことを自分のことのように心配してくれる友達がいて、私は十分幸せだよ。