「俺はやだ」
龍は否定した。
「ビビってるんでしょう?」
優が言った。
「ビビってねぇし」
「言ったね!じゃあ恋ばなしよ」
エリはニヤニヤしながら言った。
「でも言わない」
「ほらビビってる」
エリが言った。
「じゃあ私がいう」
乃愛が言った。
「まじで」
琴が言った。
「私が好きな人は・・・・」
「ちょっと待ってよ」
龍が止めた。
「やっぱりね」
優は睨むような目で言った。
「えっ!?まさか龍って・・・」
響輝が言うと
「ち、違うよ!やっぱり女子に先言わせるのは」
「だよな!龍が乃愛のこと好きなはずないよな」
響輝がホットしたように言った。
「龍言ってよ誰が好きなの?」
乃愛が聞いてきた。
「お、お、俺が好きな人は・・・」
「話の邪魔をしてすみません」
敬太が言ってきた。
「どうしたの?」
真希が聞いてきた。
「もうすぐ着きますので荷物の準備を」
「OK」
エリが言った。
龍は助かったと思った。
でも乃愛の事が好きな人はわかった気がする。
ライバルは近いと思った。
「さあ行きましょう」
敬太が言った。
扉が開くとみんなゾロゾロと降りていった。