Share Heart

「何事ですか!?」

やっと異変に気づいた母が美音のもとへやってきた。

「お姉様が白馬の王子様に連れ去られました。」

美音はそう言った。

本当にそのようだと思ったからだ。

「何をおっしゃっているの!?何故、花音を逃したのです!お父様の命令ですよ!」

「私はそんなの従っていたつもりはありません!私はお姉様の味方です!」

話していることがバカバカしくなり、美音は自分の部屋に戻った。

あのときのお姉ちゃんは死んでいた。

それを生き返らせたのは他の誰でもなく、神無月だ。