Share Heart

「お待たせしました!」

日焼け止めを塗り終わった木野が元気よくそう言った。

私たちはビーチサンダルを履き、更衣室を出る。

久しぶりに履いたビーチサンダルは少しパカパカしていた。

「どう?似合う?」

木野はくるりと回って、島井に水着をみせる。

「うん。すっごく!」

それに応えるように笑顔をみせた。

「…花音」

「はい?」

振り向くと、私を呼んだのはパーカーを羽織っている神無月だった。

「なんですか?」

「かわいいね、その水着」

「あっ…ありがとうございます…」

ちょっと待って。

今のって私を褒めたの?

それとも水着を褒めたの?

まぁどっちでもいいや。

頬が赤く染まってるのは事実だから。