Share Heart

私は神無月に連れられ、シェアハウスへと帰ってきた。

温かさが思い出させる。

神無月がいなかったら…私どうなってたんだろう?

私は迷わず部屋に入って、鞄を床に投げ、ベッドに座った。

目に浮かぶ、あの男の笑い顔。

怖い…怖い…怖い…


「大丈夫?」

入り口付近には倉谷がいた。

「…私…」

倉谷は静かに私の隣に座った。

そして、そっと肩を抱いた。

「泣いていいよ。俺が隠してあげる。」

なんでだろう…

涙が溢れ出てくる。

一粒、また一粒とスカートを濡らす。

あぁ、あったかい。

私がここに来たかったのは、この温かさを求めていたからなんだ。

嫌なこと、全部消そう。

白に戻して、新たな色に染めよう。

今日の色は温かい。

オレンジになるだろう。