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2人は話を続けた。

「陽南さんが…人間不信…?」

木野はぼそっと言った。

木野自身も言ってはいけないと分かっていたのだろう。

でも、つい、声に出てしまったのだ。

「今からじゃ考えられないでしょ?」

「はい…」

私も同意見だった。

今の望田の様子からなんて人間不信など1ミリも感じない。

明るくて、気さくで、話しかけやすくて。

名前の通り、まるで太陽みたいな人だ。

「でも、本当にそうだったのよ?自分てきには今の自分のほうが驚きだけどね。」

「…すごいですね」

「んっ?」

「倉谷先輩…それは好きになりますね!」

「でしょー!?拓翔にはたくさんのことをしてもらった。だから、今度は私が恩返しの意味も込めて、拓翔に尽くしたいの。」

私にもいつか現れてほしい。

私を思ってくれて、大切にしてくれて、いつも見てくれる人。

私が尽くしたいと思える人。

今日は1番の目的よりも、もっと大事なことを教えてもらえた気がした。