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私は半分流されながらも、あのビキニを買った。

3人で水着の入ったショップバックを手にさげ、コーヒーショップへと向かった。

そこで私と木野はココアを、望田はカフェラテを頼んだ。

窓際の4人掛けの椅子に私と木野が隣になり、望田と向かい合うように座った。

空いた椅子には3人のショップバックが置かれた。

望田はカフェラテを一口すすると

「愛瑠はなんで島井くんと付き合ってるの?」

望田が木野を愛瑠と呼んでいることに気がついた。

いつの間に…

しかも、島井のことまで…

この2人のコミニュケーション能力の高さに少し驚いた。

「えっ…と…明輝とは小さい頃から幼馴染で…親同士が仲良かったんです。だから、どこに行くにも一緒で…小学校3年生くらいまでは2人で手も繋いでるくらいでした。」

てへへっと、木野は嬉しそうに笑った。

「私は明輝のことがずっと好きでした。でも、明輝にフラれるのが怖くて…言えなかったんです。それは今でも後悔してます…でも!明輝が中2のときに告白してくれて…それから付き合うようになりました。」

「いいなぁー、幼馴染とか恋愛の定番じゃん!すっごい憧れる…」

木野は頬を赤らめた。

そんな彼女を羨ましそうに見つめる望田。

話に入れず1人でココアを飲む私。

こんなところでも恋愛の向き不向きは分かるのかもしれない。

「そういう陽南さんはいないんですか?好きな人」

私はココアをずっとすすってた。

何すればいいのか分からなくて。

でも、2人の話が気になって、横目でしっかり見ていた。

聞いていた。

だから、わかった。

「いるよー、拓翔。倉谷拓翔って分かるかな?あいつが好きなんだ。」