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1時ごろになって、やっとダンボールが全て片付いた。

棚に入れるときもきちんと仕分けしていれたので、これ以上することはない。

「あっ、ありがと…」

私は照れを隠しながら望田に伝えた。

やはりタメ口は慣れない。

気づかずに敬語を使おうとしている自分がいた。

ただ、そんなことは望田にとっては大して重要なことじゃないらしい。

私が注意されたことはない。

望田は手のひらをブンブンと横に振りながら

「あっ!いーの、いーの!」

と言った。

「本当になんかあったらいつでも言ってね!他人との共同生活は慣れるまではストレスたまったりするから。そのときは私に愚痴を吐きにきて!」

私は笑いまじりにはい、と言った。

「そうだ!花音は昼ごはんどうする?」

「…まだ決めてない…」

私がそう言うと、望田は待ってましたと言わんばかりに目を輝かせた。

「近くにおいしいカフェがあるんだけど、そこ一緒に行かない?」

私にはもちろん断ることはできなくて、望田とともにカフェで昼食をとることにした。