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9時20分ごろ、やっと私の荷物が届いた。

それと同時に今原の荷物も届き、1年2人でそれぞれの荷物の片付けに追われることになった。

ダンボールが4箱。

私の荷物はそれしかなかった。

ダンボールを部屋に入れたとき、望田が部屋に入ってきた。

「手伝うよー!」

「えっ…でも…」

「これは先輩としての宿命なのだ!昴のとこには拓翔が行ってるから。」

私はその言葉に甘え、望田と一緒に片付けに入った。

私たちは黙々と作業をした。

するのは物音だけ。

話したほうがいいのかとも思ったが、話題がなかったので諦めた。

そうこうしているうちにダンボールが1箱片付いた。

そんなときだった。

「花音はさーなんでシェアハウス入ったの?」

望田には深い意味はないのだろう。

でも、私にとっては重大なことだった。

「高校だって家から通えるでしょー?わざわざ金出して、なんでここ来たの?」

「それは…」

私は悩んだ。

でも、言ってもいいかな、と思った。

少なくとも望田とはこれから2年は一緒にいることになる。

そのうちバレると思ったからだ。

そのときだった。

「あっ!ごめんね!ここに来た人にそれ聞いちゃダメだよね。ごめん、ごめん。」

えっ…

これって言わなくていいってこと?

でもなんで…

ここに来た人にそれを聞いちゃいけない?

それってどういう意味なんだろう…

そのことすら聞くことが怖くなって、答えは分からずじまいになった。