今日も変わらず学校だ
しかし昼休みはいつもと違う。

四時間目目の授業を終えて
少し嬉しげに屋上に向かった。
ドアを開けたが
屋上には誰もいなかった。
まさか、来ないつもりじゃ…
すると後ろから
元気のない声で奴が来た

「お、おう」

顔は真っ赤で、マスクをしている
風邪をひいているのか?
そして屋上のベンチが
あいていたので座った
しかし先輩はヨロヨロしながら
歩いていた。
そして佐原 蓮司はマスクを下げ
売店のパンの袋をあけ
食べ始めた。
私も弁当をあけて食べ始める。
屋上は相変わらず冷たい風が吹く。

「先輩、風邪引いたんですか?」

私が言うと先輩はコクンと頷いた。
話が終わってしまった。
しかしかなり
ぐったりとしている。
佐原 蓮司はすぐに
パンを食べ終えた。
すると眠っているのか、
目を閉じている。

こうしてみると本当に男前だ
肌は綺麗でまつげも長い。
細い体に少し筋肉がついている。

少しすると目を閉じている頭が
傾き、私の肩にのる。
寝息を立てている。
髪からいい香りがする。

少しして佐原 蓮司は
起きてすぐ言った

「頭痛いな…ってお前、
まだ食ってねぇの!?」

私はまだ弁当を食べていない

「肩に頭があったからですよ…」

私が言うと佐原 蓮司は

「ご、ごめん」

と言って謝りうつむいた

私は理由は分からないが
自分の顔が赤くなるのが分かった。
風邪をもらったのかな

「つか、五時間目まだ?」

顔をあげて聞いてきた。
赤い顔を見られたくなかったから
私は顔をそむけた
そして言った

「次、六時間目ですよ。」

私は初めて授業をサボった。
しかし気分は悪くない。
五時間目が終わって私と
佐原蓮司は教室に向かった。

明日も晴れだ_____