イージーGeek

今日は朝から雨だ。
残念ながら昼休みに
屋上に行くことは出来ないな。
昨日、佐原 蓮司に言われて
少し楽しみにしていたのだが
教室で食べることになりそうだな。

授業が終わり昼休みになった。
ご飯を食べ終わりまた
ぼーっとしていると、
廊下が騒がしくなってきた。
また奴が来たのだろう。

「蓮司くんどぉしたのぉ!?」

「ビショビショじゃない!」

……ん?ビショビショ?
なぜこんな雨なのにわざわざ
外に出たのだ?まさか、
いじめられてトイレに
水入れられたのか!?
そこに佐原 蓮司が来た。
確かにビショビショだった。
訳がわからなかったから
私は聞いてみた。

「どうしたんですか?」

佐原 蓮司は濡れていたのだが
涙を浮かべているようにも見えた。

「お、お前のせいだろっ」

怖がっているのか、寒いのか
分からないが震えていた。

そしてなぜ私のせいなのかも
全くわからない。
佐原 蓮司は黙り込んだ。
周りからは相変わらず陰口が
聞こえてくる。

「あいつのせいで蓮司くんが
濡れちゃったんだ」

「サイテー」

とりあえずここに居ては
話もできないので、
人通りの少ない、
別棟に場所を変えた。
ここは被服室の前で
普段使われることは少ない。
そこで私は口を開いた。

「何で私のせいなんですか?」

その言葉にビクッとなって
怯える佐原 蓮司も答えた

「お、お前が屋上に来ないから…
俺待ってたのに…」

………………………はぁ?
私は少し驚き、そして呆れた

「馬鹿ですか!?
何でわざわざ雨に濡れに
行かないとダメなんですかっ」

少し怒り気味に言うと
佐原 蓮司も泣きながら言った

「だ、だって約束したし…」

「常識でわかるでしょ!
雨の中屋上に行かない事くらい
というか私のせいって言うけど
こっちはあんたのせいで
いじめ悪化してるし…」

私は迷惑そうに言うと
佐原 蓮司も落ち込んだようで
謝ってきた。

「ごめん…」

私も少し言い過ぎたかな
全く、人の気も知らないで
まぁ、言わないと
分からないか。

「私だって…楽しみにしてましたよ…」

小声で言った。
はっきり言えなかった。
でも聞こえたはず。
佐原 蓮司も何か言いかけたが、
恥ずかしくなったから
踵を返してすぐに教室に帰った。

家に帰って新聞を見た

明日の天気は

______________晴れだ_____