イージーGeek

「実は…その、付き合ってる人と
上手くいってないんです。」

私は姉さんに聞いた。

「あ〜、あのオタクの子かぁ〜」

姉さんが言った。

………………「えぇっ!?」

私は驚きを隠せずに叫んだ。

「な、え?…何で?え?
何で知ってるんですかっ!?」

私が言うと姉さんはこちらを見て
ニヤニヤしながら言った。

「今まで、友達も少なかった
美穂ちゃんがいきなり男の子の
お見舞いなんか行くんだもん〜
分かる分かる〜」

まさかバレていたとは思わなかった。
しかし、知っていたのなら話は早い
私は全て話した。

「そっかぁ〜。美穂ちゃんは
そのままでいいの〜?」

いいわけ無い。
でも、それでいいんだ。

「私が離れる事が
蓮司先輩の幸せだと思うから。」

私はそう答えた。

「じゃあ、美穂ちゃんはそれで幸せ〜?」

姉さんが言った。

幸せ…

「で、でもそれが誰も傷つかない
方法だと思います。」

「誰も傷つかない方法が
1番いい選択とは限らないでしょ〜?」

姉さんが言った。
そうかもしれない。
でも、だったら…

「どうすればいいんですかっ」

少し声を荒げて言ってしまった。

「それは、私が決める事では
無いでしょ〜。」

そう言って姉さんは立ち上がって
ドアの前まで歩いて立ち止まった。

「幸せでない人が人を
幸せに出来るわけないよ〜。」

姉さんはそう言って部屋を出た。


____美穂ちゃんはそれで幸せ?______

その言葉が少し引っかかった。