イージーGeek

昨日は先輩が病室に戻った後
少し風に当たって、
姉さんと家に帰った。

先輩、何で先に帰ったんだろう。
私としては…何というか…その…
もう少し…一緒に…いや…。
モヤモヤしながら次の日が来た。

朝、玄関を出たが
蓮司先輩はいなかった。
何でだろう。

私は1人、うつむいて
学校に向かった。

学校について岡野と話をした。

「昨日、どーなったの〜?」

岡野はあの後先輩が病室に
戻ってすぐ帰ったらしい。

「いや、何にもなかった。」

私が言う。
岡野は少しがっかりそうに
笑っていた。

昼休み、蓮司先輩は
屋上に来なかった。
私と岡野でお弁当を食べて、
そのまま学校が終わった。
今日は先輩は休みだったのかな。

靴を履き替えて玄関を出る。
校舎の方を見ると
体育館の影に誰かいた。
蓮司先輩と女子だ。
先輩は松葉杖をついていた。
きっとまた告白だろう。
私が見ていると先輩が
こっちを向いて目が合った。

でも、先輩はすぐに
目をそらした。
私はまたとぼとぼと
1人で歩いて帰った。

帰り道、先輩の家を
わざと通ってみたが
会えるはずもなく家に帰った。

先輩、どうしたんだろう。
私の事嫌いになったのかな。
いきなり別れようとか言って
先輩を傷つけてしまったかな。

でも、これで良かったのかも。
きっと私には近づかないほうが
良かったんだ。
怪我をしてしまうかもしれないし
命を落としてからじゃ遅い。
そうだ。
このままにしておけばいいんだ。
そしたら誰も傷つかない。

それでいいじゃないか。