「はい。」_______
私が言うと先輩も泣き出した。
「大切にする。」
蓮司先輩が言った。
__大切にする___
そんなことを言われたのは
生まれて初めてだ。
「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
後ろから声がした。
振り向いたが誰もいない。
「なぁぁにしてるのかなぁぁ?」
屋上から岡野が見ていた。
そういえば岡野には
ここに来ることを言ってなかった。
蓮司先輩が言った。
「ま、ここじゃ飯も食えないし」
「上がりますか!」
私が言った。
私と蓮司先輩は屋上にあがって、
岡野に報告した。
岡野は「良かったじゃぁーん」
なんて言っているが、
少し悲しそうだった。
ありがとう、岡野。
学校が終わって、
校門を出る。
「おーい!!」
後ろから声がした。
蓮司先輩の声だ
「おまっはぁっ帰るっはぁっ
帰るのはやっ…早すぎっ」
凄く走ってきたのだろう。
かなり息が切れている。
「どうしたんですか?
そんな急いで。」
私に会いに来たと言って欲しい。
先輩がふうっと一息ついて
言った。
「お前に会いに来たんだよ」
聞きたかった言葉が聞こえた。
心が通じ合うことなんか
絶対ないのに、
通じ合った気がした。
顔が熱くて、また
うつむいてしまった。
「そういえば先輩、私の事
もう怖くないんですか?」
何か喋らないといけない
と思って出た言葉は
酷く空気の読めない
言葉だった。
「ん?あー、お前の
色んな部分見たから
もう怖くないかも」
先輩が言った。
「先輩…いやらしいですね」
私が言うと先輩は顔を赤くして
言った。
「なっ、おまっ、違うっての!
そーゆー意味じゃねぇって
性格とかの部分!
…ぃゃ、見たくないわけ
じゃない事もなくはないけど。」
最後の方は小声だったけど、
聞こえた。
口を尖らせて言い訳みたいに
言う先輩が愛おしかった。
分かれ道のところで
先輩に別れを告げる。
「先輩、今日は本当に
ありがとうございました。」
私はそう告げて踵を返す。
「おう」
先輩は手を振りながら
そういった。
まだ…もう少し…ほんの少し
一緒に居たい。
グイッ
後ろから腕を掴まれた。
振り返ると蓮司先輩だった。
「まっ、まだっ…もう少し
一緒に居てくれっ」
先輩が私を抱きしめた。
「今日は初めての日だから。
もう少し、もう少しだけ」
「はい。」
私は頷いて言った。
私も先輩を抱きしめる。
服から蓮司先輩の
香りがする。
少しじゃなくても
ずっとこうしててもいい。
少しすると先輩は手を離した。
「じゃな!」
そう言って笑顔で
帰って行った。
私が言うと先輩も泣き出した。
「大切にする。」
蓮司先輩が言った。
__大切にする___
そんなことを言われたのは
生まれて初めてだ。
「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
後ろから声がした。
振り向いたが誰もいない。
「なぁぁにしてるのかなぁぁ?」
屋上から岡野が見ていた。
そういえば岡野には
ここに来ることを言ってなかった。
蓮司先輩が言った。
「ま、ここじゃ飯も食えないし」
「上がりますか!」
私が言った。
私と蓮司先輩は屋上にあがって、
岡野に報告した。
岡野は「良かったじゃぁーん」
なんて言っているが、
少し悲しそうだった。
ありがとう、岡野。
学校が終わって、
校門を出る。
「おーい!!」
後ろから声がした。
蓮司先輩の声だ
「おまっはぁっ帰るっはぁっ
帰るのはやっ…早すぎっ」
凄く走ってきたのだろう。
かなり息が切れている。
「どうしたんですか?
そんな急いで。」
私に会いに来たと言って欲しい。
先輩がふうっと一息ついて
言った。
「お前に会いに来たんだよ」
聞きたかった言葉が聞こえた。
心が通じ合うことなんか
絶対ないのに、
通じ合った気がした。
顔が熱くて、また
うつむいてしまった。
「そういえば先輩、私の事
もう怖くないんですか?」
何か喋らないといけない
と思って出た言葉は
酷く空気の読めない
言葉だった。
「ん?あー、お前の
色んな部分見たから
もう怖くないかも」
先輩が言った。
「先輩…いやらしいですね」
私が言うと先輩は顔を赤くして
言った。
「なっ、おまっ、違うっての!
そーゆー意味じゃねぇって
性格とかの部分!
…ぃゃ、見たくないわけ
じゃない事もなくはないけど。」
最後の方は小声だったけど、
聞こえた。
口を尖らせて言い訳みたいに
言う先輩が愛おしかった。
分かれ道のところで
先輩に別れを告げる。
「先輩、今日は本当に
ありがとうございました。」
私はそう告げて踵を返す。
「おう」
先輩は手を振りながら
そういった。
まだ…もう少し…ほんの少し
一緒に居たい。
グイッ
後ろから腕を掴まれた。
振り返ると蓮司先輩だった。
「まっ、まだっ…もう少し
一緒に居てくれっ」
先輩が私を抱きしめた。
「今日は初めての日だから。
もう少し、もう少しだけ」
「はい。」
私は頷いて言った。
私も先輩を抱きしめる。
服から蓮司先輩の
香りがする。
少しじゃなくても
ずっとこうしててもいい。
少しすると先輩は手を離した。
「じゃな!」
そう言って笑顔で
帰って行った。

