唯一愛した君へ




殴ったら確実に退学になっていた…。

あたしはそのとき、自分が選んだ道は間違いじゃなかったと思った。
例え周りには落ちぶれたように見えても…美桜達と仲間になれて本当に良かったって、心の底から感じたんだ。


それをきっかけに教師達は恐がってか、あたしに何も言わなくなったけなぁー。



懐かしい……。
くすっと口元が緩む。


『あのさー、優梨っ!今夜クラブ行くんだけど優梨も行かない?』


過去から醒める。
クラブ?…いつもいってたところって確か鷹巳と待ち合わせる噴水の近くだ。

そう思った瞬間、鷹巳に言われたことを思い出した。


『…ごめん、あたし行けないや』


『えー!久々に優梨も行こうよぉー!』



『ごーめんっ!てか、あそこら辺夜やばいらしいし美桜も行かない方がいいよ!』


鷹巳から聞いたことをおおざっぱに美桜に話す。

美桜にも危ない目にあって欲しくない。