初めて付き合った日、
初めてあなたの名前を知った。






また同じように、ここから始めよう――…?






お互い、見つめ合っていたけど、ふと同時に笑い合うと、

鷹巳があたしに、手を差し出す。


あたしはその手を掴んで。



…強く握りしめてくれた。

あたしも、ぎゅっと掴んだ。






でも、今度は前見たいにはならないようにしようね――…?








『…鷹巳、好きだよ』




『あぁ』









この手はもう離れない。



そう、今度は自信を持って言える。







2人の影が隣に並んで、


その間はちゃんと繋がれて、



――…想いも重なり合う。