唯一愛した君へ






『…時間です。もう面会は終わりです』



鷹巳が監視の人に、連れてかれて、この部屋から出て行った。



俺はその後ろ姿を見送った。



暴力じゃ誰も敵わない強い男で…不器用な優しさと愛情を持つ、純情な19歳。





どうしても、俺は、そいつを憎めはしないんだ。















俺はどんだけいいやつやねん。



刑務所を出て歩きながら…そう心の中でツッコミながら、由美子に電話を取り付けた。









『久しぶりやな』


優梨に用事があると言って、由美子を前と同じ学校の近くに呼び出した。



『どうしたんですか…?』



あんとき一応、電話番号を聞いといて良かった。