唯一愛した君へ





ここ2年間で、あたしが部屋の片付けをしてあげようと企んでも…一回も成功することはなかった。

しかも料理や、洗濯まで。


シンは一人でなんでもこなせちゃう、器用な人みたい。


女のあたしより部屋が綺麗なことに、時々ジェラシーも感じたり。




いつもの定位置のソファーの前に座る。

ソファーに座ると、高くてテーブルに届かないからだ。


これは半年くらいで学んだこと。




『ほい。お待たせさん♪』



『ありがとう♪』




ストレートティにちょっとだけお砂糖を入れる。

それがあたしのいつも。


それでシンは、コーヒーを飲むのがいつも。



ここ2年間でお互いの“いつも”が大体わかるようになってきた。



居心地のいい場所。

あたしの居場所。


そんな風になってる。