唯一愛した君へ




あの瞳に
もう一度見つめられたい。

今度は
もう少し側に立ってみたい。



叶うかもわからない願いを抱くような乙女なあたしがいることに、自嘲気味に笑う。


あの頃が嘘みたいだ…



『ねえ〜、君可愛いね♪遊ぼうよっ』


なんてタイミングの悪い奴ら。
少しはデリカシーを持ったらどうなんだ。
もう少し余韻に浸っていたかったのに。



『君一人でしょ?淋しくない?僕らと…』

「他当たってよ。今、暇じゃないから」


1週間で1番待ち焦がれる時間。
あたしは、あいつを探しているんだから。暇なんて、欲しいくらいだ。


さっさとおさらばしたいので、早歩きでそいつらの横を通り過ぎる。