唯一愛した君へ




もう会えないんだろうか?


そう考えると、憂鬱さが増す。
淋しさと、もう少しだけ頑張ろうと唇を噛み締める。



一人でこの賑やかな場所に立つのは、少しだけ心細くなってしまう。
楽しそうな騒音の中に、ぽつんと取り残されたような気分になる。


だから、あてもなく空を見上げた。綺麗な青が広がっていた。



あなたも…
どこかで
見ているのかな?


あなたは今何処にいるの?


羨ましいな、空は。

あたしなんかより、
何倍も広い世界を見れて。

もしかしたら、
あの人のことも見えてるの?


あの青を眺めながら思う。

会いたいなぁ…

太陽が出て来て、眩しくなり目を細める。


最後の光景を何度も思い返し、巻き戻しを繰り返した。


その度胸が震えた。