『…ねぇ、お父さん』 「…なんだ…?」 『学校、行く』 午前9:45。今行ったらギリギリ…3校時目には間に合う? という微妙な時間だった 「あぁ…」 とかそんなぼーっとした声を出して お父さんは玄関で私を見送った お父さんも、出勤…しなきゃいけないのに… でも…今は 柚を止めたい。 柚にとって、私がいない方が幸せなら…その時は…