あいは 空に駆け寄り、耳元で何かを囁いた
「私…野々村くんが好き。付き合ってくれないなら鈴実いじめるよ?」
それは、あの時の不気味な笑み
『…空?』
「うるせぇな…青木に呼び捨てされる覚え、ないけど?」
あいは空に抱きついて、空は抵抗せずに私を睨みつけていた。
…何が起こってるの?
意味…わかんないよ……
「キモいんだよ! ブス」
そうあいが言ったのを聞き、涙があふれた。もう…誰も、いない…
「後、うちら付き合うから 邪魔すんなよ?」
黙っている事しかできなくて、勇気なんてもうどうでもよくて…
いじめられたくないと心が叫んでた。

