「あんた、死ねば?」
…学校来るな、って言うくせに…いじめる奴が居なくなったらまた迎えに来る
私は…結局強くなんか無くて…。壊れそうなほど弱くて惨めで
泣きたいくらい、心の奥で叫んでる自分に勝てるわけもなかった。
屋上へと走り出す。階段を駆けるのも面倒なくらいに…
そのぐらいに、逃げ出したかった。
手すりから下を見れば、そこにあったのは…グランド。
中学と高校では校舎が分けられている。だから、ここに来るのは…初めてだった。
空は 私の心とは裏腹に真っ青な色をしていてそれが時折寂しかった。
手すりに足をかける。これで…GAME SET。

