―翌日 会話のない食事を終えて走り出した トースト、一枚。 あの場所に、結衣が…未衣がいる。早く逢いたい… 安心できる場所に行きたかった。 「おはよー」 「おはよ」 笑顔でそう言ってくれる二人を見た。…笑わなきゃ。笑顔を作ろう… そう想っているのに…上手く笑えなかった それどころか、涙が一筋ずつ溢れてくる 「どうした?」 『…何でも無い。眼にゴミが入っちゃって…』 今度は、笑顔を作れた。