最後の一枚だけは、 少し落書きした程度だった。 時間制限のせいじゃない。 〝すずみ〟〝すずか〟 そう同じ色の可愛い文字で書いてある それと… 小さな小さなメッセージ。 それを書いたのは、鈴華だった。 他の物は いっぱい落書きして笑い合った 「じゃあ、半分! ね!」 はさみで二つに切って 鈴華は私に一枚を渡した