「…お前達なんか、生まれなければ よかったのに」 お母さんを犠牲にして 私達は生まれた そして 鈴華と鈴実という名前をそれぞれつけられて… 鈴実は実父の元へ 鈴華は手違いで義父の元へ…。 『最低…。名前だけでしょ? 私達は鈴華と鈴実だから… お父さんは、お互いの名前しか見てないんだよ…!』 大嫌い… そうやって自分の思いを言う事でしか満足感を得られないお父さん。 ―――大嫌い…