先生はどこからともなく木刀を取り出した。


そして、すごい殺気で静かに言った。


「おいてめーら、席つけっつったの聞こ
えなかったのか?俺に言われたら席つ
け、俺はてめーらの担任様だぞくそや
ろう。」


その言葉で、全員がそそくさと自分の席へと戻っていく。


その反応に満足した先生は木刀を置いて話し始めた。


「俺は担任の三上だ。よろしく。」


先生も髪の毛を染めていて、暗めのあかだった。


それがまた一層先生を怖く見せている。


「さて、このクラスには何十年ぶりの女
の子がいるわけだが、誰も襲うんじゃ
ねえぞ。」


は?


しょっぱなからそれ?普通仲良くしてやってみたいな感じではないのか。


まあ、人にはそれぞれ価値観があると思い直す。






やがて先生の話しが終わり、今日は解散となった。