鏡夜にきちんと説明出来ないままお昼休みを迎えた。今日のお昼は鏡夜と一緒に食べられなかった。 「じゃあ行くわよ……」 夜美ちゃんは席を立ち上がる。 はぁーぁ。行きたくない。 「1D 桜井和歌。至急レックスルームに来い。」 突然聞こえた放送はご丁寧に奏のお呼び出しだった。 「ご丁寧にどうも……。」 夜美ちゃんはあっけらかんとしているけど周りの女の子たちの目が痛い。