その様子を見ていた夜美ちゃんがある提案を出してくれた。 「でも、昼休みは6、7限にある演説の練習をしなければいけないのですが?」 そしたら奏はふっ、と笑った。 「だったら紫月、お前も来い。」 その言葉を聞いて夜美ちゃんは驚いた顔をする。 奏はそれだけを残して帰って言った。 「何?あの横暴な人。」 夜美ちゃんは怪訝そうな顔をしている。 あんな人だったっけ?