今は考えても無駄な気がした。
こんな二人きりの空間で、冷静に考えられるとは思えなかった。
今日は答えを濁したまま、今を楽しんで帰ろう。
直ぐに忘れるし何も無かったようになる。
そう自分に言い聞かせて私はカラオケに集中することにした。
そしてよくよく聞いてると、トシくんは洋楽ばかり歌ってた。
全然解らない。
聞いたこともない曲ばかりだった。
「ねぇトシくん、日本の歌は知らんの?」
「聞いた事はあるけど…下手やから…」
知らないわけじゃないみたいだった。
「じゃあさ、等身大のラブソング知ってる?」
「有線で聞いた事はある…かな…」
バイト先でも有線でよく流れてる歌を聞いてみた。
「あれ歌ってよ!私の大好きな曲!歌ってくれたらご褒美あげる」
「マジ!?じゃあ歌う!」
「うん!」
それからトシくんは硬直したまま、真剣に歌ってた。
綺麗な顔…
白い肌…
外人さんみたい…
笑顔なんか最高…
「歌ったよ!ご褒美!」
「え?」
ヤバ!見とれてて聞いて無かったよ。
「わかった。ありがとう!ご褒美は何がいい?」
カラオケの本を捲りながら聞く私。
「キス!」
「えっ?」
驚いてトシくんを見た瞬間…
二人の唇は重なってた…
凄く優しくて心地良くて癒されるキスだった…
「トシくん…」
「やったね!キスゲット!ゆきちゃん…二番目でいいから付き合って下さい」
私はコクンと頷いてた。
こんな二人きりの空間で、冷静に考えられるとは思えなかった。
今日は答えを濁したまま、今を楽しんで帰ろう。
直ぐに忘れるし何も無かったようになる。
そう自分に言い聞かせて私はカラオケに集中することにした。
そしてよくよく聞いてると、トシくんは洋楽ばかり歌ってた。
全然解らない。
聞いたこともない曲ばかりだった。
「ねぇトシくん、日本の歌は知らんの?」
「聞いた事はあるけど…下手やから…」
知らないわけじゃないみたいだった。
「じゃあさ、等身大のラブソング知ってる?」
「有線で聞いた事はある…かな…」
バイト先でも有線でよく流れてる歌を聞いてみた。
「あれ歌ってよ!私の大好きな曲!歌ってくれたらご褒美あげる」
「マジ!?じゃあ歌う!」
「うん!」
それからトシくんは硬直したまま、真剣に歌ってた。
綺麗な顔…
白い肌…
外人さんみたい…
笑顔なんか最高…
「歌ったよ!ご褒美!」
「え?」
ヤバ!見とれてて聞いて無かったよ。
「わかった。ありがとう!ご褒美は何がいい?」
カラオケの本を捲りながら聞く私。
「キス!」
「えっ?」
驚いてトシくんを見た瞬間…
二人の唇は重なってた…
凄く優しくて心地良くて癒されるキスだった…
「トシくん…」
「やったね!キスゲット!ゆきちゃん…二番目でいいから付き合って下さい」
私はコクンと頷いてた。
