「ありがとう」

私の意識がハッキリしたのは保健室のベッドだった。

「保健室?」

助けに来てくれたんだ。

「よかった!無事で」
「奏汰は?」
「隣のベッドに寝てるわ!」
「どうして・・・」
「奏汰は秋乃さんに無理やり飲ませた・・・」
「逆らえないて思って自分から飲んだの!ただの水じゃないてわかってて飲んだから・・・」
「その水を自分で飲んで自殺しようとしたんだ」
「そっか」
「秋乃さんはどうしたいの?」
「えっ?」
「奏汰がした事は悪い事なの。数時間だけど監禁よ。竹刀で叩かれたでしよ」
「竹刀かわ知らないけど棒みたいなので・・・それに私相手の顔見てなし見たのサファイアのネックレスと手首のホクロだけだし・・・それに・・・」