〜信也〜

「教えろ!命に関わる事だぞ!早く教えろ奏汰」
「剣道で俺を倒したら教えてやる」
「亜衣をどうする気だ?」
「それより早くやろうよ」


どうして戦いたがるんだ?

「信也、俺と決着をつけよう。どちが亜衣を守るのに相応しいか!」
「俺が勝ったら場所を教えるんだなぁ?」
「もちろん!俺が負けたら亜衣の事は諦める!でも俺が勝ったら信也が諦めろ!」
「上等だ!俺は大切な物を守る為に勝つ!奏汰になんかに負けない!」

絶対にか・・・

電話だ。

愛李ちゃんからだ。

「出なくていいのか?」
「出ない!」

だからメールを送る。

「その代わりにメールする」

【ごめん今電話に出れない。
彼奴と一緒にいる!】
【何処に居るの?】
【屋上】