「俺………お前が好き」
小学校六年生だった私のある日の出来事。
その日は凄く凄く寒い日で、絶え間な雪がく降り積もっていた。
「えっ、もう一回言って?」
ずっと大好きだった彼にそう言われて、降り積もる雪さえ溶かしてしまう。
それくらい私の体は火照っていた。
「二度も言わねーよ、ばーか」
私より頬が赤くなっている彼は、それを隠すかのように雪道を全力でかけていった。
思えば、これが全ての始まりだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…