そして、足を踏み出した瞬間...


「きゃあっ。」


落ちる!


...あれ?

痛くない。


「大丈夫?」


「はっはい!」


...ってあれ?よく見るとイケメンが下敷きに!?


「すみません!」


「HAHAHA気にしなくていーよ。その代わり日曜日僕とデートしてくれない?」


えぇ!?

こんなイケメンと、おデートだなんて!?


わたし、どーすればいいのぉ?

――――



なんてことがあるわけもなく、わたしは階段を普通に降りてそのまま先生に無事、ノートを届けたのであった。








「はぁ、イケメンなんて、どーせみんな彼女持ちだし、顔がイイヤツなんて性格悪いに決まってるね。」



まぁ、わたしの単なる偏見かもしれないけど。


「あっ!」


もうそろそろ家に帰らないと、番組が始まっちゃう!