歌「何で誰かも知らない人のいうことを聞かなきゃならないのよ!」


?「…けど、俺はお前を知っている。お前の全てを知っている」


獄姫の事も?ま、まさかね…


歌「私が誰かも?」


?「あぁ」


歌「うそよ!」


?「こう言えば信じてくれるか?獄姫」


今私の胸の鼓動が早くなったのがわかった


歌「な、なんでその名前を?」


?「さぁな…兎に角原子公園へ行ってみろ!面白いものが見れるぞ」


そう言って切られた


私は原子公園へ行くか迷った


結局私は行った


なぜなら、いかないと後悔するような予感がするからだ


原子公園に着くと、雷闘の人達が私の恐れている獄道が闘っていた


その状況を見てすぐに悟った


なんで、竜司くんは私にこのことを言わなかったの?


けど、私は見ていることしかできなかった


獄道の総長が怖いからだ


竜「(やべぇ、そろそろ体力が…こいつらもそろそろ限界かもしれねぇ。下っ端の奴らはほとんど倒れてやがる。どうするか…)」


陽「竜司!後ろ!」


振り向いたときにはもう遅かった


バットで頭をどつかれたのだ


私はそれを見ても見ていることしかできなかった


これでいいの?


私は壁を登らずいつまでもこのままでいていいの?


それじゃあ、駄目だ!


壁を登らなきゃ意味がない!


私は竜司くんの元へ走って行った


竜司くんは少しフラフラしながら総長の方へ向かっていた


けど、その前に獄道の下っ端にまた殴られそうになっている


私はそいつをすかさず殴った


苦「歌、歌菜恵?」


歌「竜司くん少しそのままでいてね」