陽「歌菜恵がどんな子かは分からんけど、少なくとも竜司の友達やったらいい奴やとは分かるで。だから、何らかの影響でもっと強くなりたいと思ったんやと思う」


竜「でも、あいつは昔弱虫で転んだらすぐ泣くやつで傷つけられても仕返しだけは絶手ェにやらなかった。そんなあいつが姫になんかなれるわけがねぇだろ」


陽「はぁ〜…竜司それ何年前の話してるんや。いいか?人は日に日に性格が少しずつ変わっていくもんやましても、2〜3年ぐらい合わへんかっただけでとその人の印象はだいぶ変わるもんや!歌菜恵ちゃんも同じやで!1年2年過ぎていったらいくら歌菜恵が純粋やからって変わらへんとは決め付けられへん。わかったか?」


そうか、人は変わっていくもんだもんな


それでも、歌菜恵は変わってないと思う自分が嫌になる


竜「わかったから早く話を進めろ」


陽「あーごめん…って、おまえがはなしかけてきたんやろ!」


竜「そぉだったな。悪かった…で?」


陽「えっ〜と…、どこまで話したっけ?」


竜「お前と言う奴は肝心なところですぐに忘れるから役に立つもんも役に立たんもんだと思うだろう…」


陽「ごめんごめん笑笑で、どこまで話したっけ?」


竜「強くなりたいのところからだろ?」


陽「そぉやそこや!そこから何らかの方法で獄道の姫になったんやけど、総長が変わってから卑怯なことばっかりやってきてたからなぁ〜部員もそれに反対して出て行ったりしてた子もおったわ〜多分、歌菜恵ちゃんもそうやと思うで。だからここへ逃げてきたんちゃう?変装して偽名使ってるんやから」

竜「…」

陽「…」

竜「一つ聞いていいか?」


陽「なんや」


竜「その何らかの方法って…」


陽「それが俺にもわからん」


竜「役立たず…」


陽「何やと!誰が役立たずやねん。ここまでたどりついたの誰のおかg」


竜「もう切るぞ〜」


陽「待って待って、さっきは歌菜恵ちゃんはもう昔とちゃう言うたけどまだ変わってないところもあると思うねん」