「そんな怪我する事を気にしてるならもっと前から辞めてるはずだよ。あの喧嘩好きの南神のことだから多分入って3日ぐらいで辞めてるはずだよ。」



「そっか…う〜ん」


ますますわからないという顔をしている香兄


「そういえば濱って奴は南神の副総長なんだよな?」


「そうだよ」


「じゃあその総長は誰なんだ?」


「あっ、」


調べるの忘れてた


「歌菜恵まさか忘れてたってこと言わないよな黒笑」


「あは、あはははははあははははは」



「はぁ、たく歌菜恵はたまにそういうところがあるから頼りないんだよな」



そう言って香兄が自分の持っていたパソコンを開いて南神の総長のことを調べ始めた


「それは香兄も同じです」


「なんか言った?黒笑」


「いえ何もニコ」


それにしても香兄って私より小さいよね


それに顔も見てたら子供のような顔をしているし


でもこう見えても25歳ってのがガッカリ


でも、私からしたら香兄は兄というより弟て言う感じだよね


なんて心の中で香兄のことを言いたい放題言っていると目の前の香兄がいきなり泣き出した


「えっ!?どうしたの香兄。」


「だって歌菜恵が俺のこと弟見たいっていうから…」


もしかして私声に出てた!?


「ごめんごめん、今の冗談だよ。本当は兄だと思ってるからだから泣かないで香兄


「そ、それならいいんだ。泣いてないぞ歌菜恵。俺はお前の兄とも言える存在だからなあははははははははははは」


さっきのことをなかったことにしている香兄



またまたそれも可愛い



って年に1〜2回香兄を可愛いと思うことがある


って私何やってんだろう


せっかく香兄が一生懸命調べててくれるのに私も香兄が見逃してないかちゃんと見ないと