「‥陽菜?」 あ‥‥‥ 奏太の腕の中なのに太陽のこと考えてた。なんだろ、でも、奏太の腕の中、おちつく‥ 「陽菜?」 「ん‥」 「眠いの?」 「んー‥」 自然と瞼をおろした。 ねぇ、太陽‥奏多と居ると安心できるの。太陽と居る時みたいに安心できるの。 太陽はもういないのに‥‥。 あたしは久しぶりに太陽の夢を見た。