冬夜はしぶしぶ起き上がり家を出た。

珍しく学校に行く途中話をした。


「太陽、でてねーな」


「‥そうだね」


「‥‥‥太陽元気かねぇ?」
「‥‥‥太陽元気かな?」


ほぼ同時に口にした言葉だった。ふと目を合わせて2人で笑った。


「俺ら太陽大好きだな」


"冬夜といると落ち着く"最近あたしはそう思うようになった。

学校につくと誰かが冬夜に話しかけてきて、あたしは新しいバッテリーの子だって思った。


「片桐、話あんだけど」


「‥‥おー」


明らかに明るい髪色で少しパーマがかった長めの髪。鍛えてあるがキャッチャーってゆうポディションはどうしてもあわない体型。とゆーか、野球があわない。海でサーフィンとかしてそうだ


「あ、可愛い子つれてんじゃん!」


「‥やめろ、こいつはそんなんじゃねぇよ」


「ふーん‥まあいいや。屋上ね」

「‥わかった」


冬夜の表情が堅くなった。