「わりぃ…泣かせたい訳じゃないんだけど」
俺、お前と同じクラスになって初日からお前いないし、やっぱり引きずってるみたいだし、気になって‥
太陽は…陽菜の笑顔がみたいんだよ。だから笑えよ。お前が笑えば太陽も幸せなんだよ‥
そう言って俯いた。
「あたし、太陽に、何もかえせてないの」
太陽が死んでから初めて口にした自分の気持ち。一言くちにしたら止まらなくなった
「太陽はあたしに何でもしてくれた、太陽が居るだけで幸せだったの。でも、あたしは太陽に」
「だから、太陽も陽菜が居たから幸せだったんだよ。お前の幸せが太陽の幸せなんだから」
そう言ってまた、月みたいな笑顔で笑った。
「…そっか‥」
「てか、早く食え。日が暮れる!」
「冬夜が頼んだんじゃん!」
そう言ってあたしは笑った
ねえ、太陽?あたし今ちょっと幸せかもしれない。
