悲しみに、こんにちは5


「そういえば、ご両親は?」

ふと気付いた疑問を彼に投げかける


「ああ、今、2人とも里帰り中なんですよ。」


「えっあっ、そうだったの?
それじゃあ……」



「どうします?俺と2人きりですよ?」



……ん?……えっ?




「えっ、いや、お姉様は?
さくらさんはどうしたの?」




……えっ、話が違うぞ?ん?



「……いや、だから貴女たち、本当そっくりなんですよ!」



「……えっ、ちょっと待って!」



「さっき、長門さんに呼ばれて
出て行きましたよ、姉貴は。」



「えっ、こんな時間に?!」


「あっ大丈夫です。姉貴は車持ってるんで。」




いや、まあ、それもあるけど……



「ほんと、貴女たち幼なじみは
思考回路、全く同じなんですよ。
馬鹿なんですよね。」



「……でも、ほら、さくらさんは……」




「いや、だから俺たち姉弟もそっくりなんで、あっちはあっちで仲良くやってますから。」



……ちょっと、待てよ。なんだこれ?



「今は、そんなこと、どうでもいいですか。
それより、自分の心配したらどうなんですか?」



……あっやばい、この眼は……



「さあ、言って下さい。
俺に なんか隠してますよね?」



……どうしよう?