沙「落ち着いたか。」


留「はい。ありがとうございます。」


沙「帰るぞ。」


その言葉は暖かくて嬉しくてまた涙が溢れそうだった。


でも……

留「はい!」


我慢して笑顔を見せた。



沙「ただいま〜!」


お帰りなさーいとリビングの方からいっぱい聞こえる。


そして

バタバタ


沙織さんの妹、弟が駆け寄ってくる。



そんな姿を見るとまた、泣き出しちまった。


沙「今日はな留優華調子悪いんだ。だからちと勘弁してや。」


沙織さんは沙織さんの部屋へ私を連れて行った。