帰ろっと。


女はメイクばっちりし直してるし、

男はバイクいじってるし、

気づかれずに教室を出れると思っていた。


ガラガラガラ


「ん?あっごめんね。」


だれだよ!?

うっわ。

先輩ぢゃん。

「友達いないのー?」

え。それですかいきなり?


「いやぁ。帰りたいんで。」


早く帰らせて。


「じゃあ一緒に帰ろ!」


ーーーーえ?

「けってーい!あっ!梓ごめんね。このことかえるわ!」

そーいって、私の腕を引っ張った。

「え。沙織!なんで?」

ってゆう声が後ろから聞こえた。


あーあ。

さようなら。私の明日。