そう言って連れてこられたのはさっきのカラフル頭がいっぱい居るところ。


みんなカラフルなのに私だけ真っ黒。


沙「留優華は綺麗な黒髪だねぇ。」


留「うち。親が厳しいんで染めれないんですよ。」


沙「染めなくていいって!黒髪美人やな!」


そう言ってにこっと笑う。


「おーい。」


中から誰かが出てきた。


沙「あっ幸希!」


幸「留優華ちゃん。よろしくね。」


留「あっはい。よろしくおねがいします!」


幸「うんうん。」


そう言って私の隣にしゃがみ込んだ。


幸「留優華ちゃん。何年生?」


留「高1です。」


幸「そっかぁ。俺等のいっこ下だな。」


留「そんなんすか。ここにいる皆さん高2なんすか?」


幸「中にいたのは珠樹斗以外高2。外にいんのは中1から高3までいるよ。」


留「中1も!皆さん大人ですね。」


幸「あはははっ!るーかちゃんおもろすぎ。そりゃ沙織も気にいるわな。」


留「自分。なんの取り柄もないっすから。」


幸「別にいーじゃん。これから作れば。ね?」


留「優しいっすね。ありがとうございます。」


幸「これからも遊びに来てよね。」


そう言って幸希さんは中に戻っていった。