ん?


何か頭が重いんだけど・・・




「母さんー、姉ちゃんが食ってるケーキ頂戴ー」




クラスの男子より高い声が頭の上で聞こえてきた。




「おかえり。光輝」




「ん、ただいま~」




光輝はハァーと息を吐きながらソファに座った。




光輝は机に置かれたケーキを一気に食べる。




・・・味わって食べようよ・・・。




「うめぇ」



なんて呟きながらも光輝は頬に付いた生クリームを拭っている。