「私、先に座ってるね~」 私は麻衣に言った。 「うん、じゃあさ、麻衣の席もとっておいて!!」 麻衣は瞳をキラキラとさせながら私に強請る。 「分かった~」 んっと~ 空いてる席はぁ・・・ おっ!! あった、あった。 私は席に座り、前の席に上着を置いた。