カーテンの隙間から差し込む柔らかな光を感じて目を開ける。
隣で眠っているのは大好きな人。
何度かこんな朝を繰り返してきたけれど、今までのそれとは全く違う。
愛しい人の寝顔を見ながら、自分の体に感じる違和感と怠さに、気恥ずかしくも喜びを感じる。
彼に背を向け、零れ出てきてしまう喜びを隠そうと布団で口元を覆った。
と、視界に入った右手の薬指に、昨夜はなかったものを見つける。
細いリングの中央に小さな緑の石が四石、まるで四つ葉のクローバーのように飾られている。
いつの間に?
右手を目の前に出ししげしげと眺めていると、突然お腹の上を自分のものではない腕が這って、抱き寄せられた。
回された腕と背中に感じる感触に、自分たちが何も纏っていないことを思い出して恥ずかしくなり再び布団を引っ張り上げる。
「どう?気に入った?」
後ろから耳元で問われ、あたしは二度頷いて「ありがとう」と声に出したけど。
「聞こえない」と、あたしの耳を甘く食みながら「こっち向いて」と囁かれる。
「・・・恥ずかしくて無理。」
「そういう反応も可愛くていいけど、今は顔が見たいからこっち向いて。」
無理無理、と首を振れば、しばらくはそのまま待っていたかずくんがとんでもないことを口にした。
「じゃあ、この布団を剥いで力ずくで顔見ていい?」
有言実行とばかりに、あたしの体に回していた腕を布団から出してその端を握ったから、あたしはギョッとして、慌てて体を反転させた。

