うつらふお姫様とちひさき約束


お兄ちゃんとの約束に浮かれて、「好きな人」を勘違いして、失恋を確信して落ち込んで、諦めて思い出作ろうと思ったら告白されて、プレゼントもらって、キスされて・・・
・・・名前、呼んで・・・

・・・なんだかジェットコースターに乗っているみたいな一日だったな・・・

抱きしめられる度緊張するけど、髪を撫でてくれるおにぃ、違った、かずくんの手はどうしようもなく心地いい。ドキドキしっぱなしで疲れ切ったあたしは限界を迎えて、かずくんの腕の中でうとうとし始めていた。

「まゆ、眠くなっちゃった?」

「・・・ん?だいじょう・・・ぶ・・・」

全然大丈夫じゃないよな?と笑う声もすでに遠くて、閉じたまぶたはもう開きそうもない。

今朝感じていた以上の幸せに浸りながら、ふわふわとする心地よさに身を委ね、いつの間にか深い眠りに落ちていった。
時々、かずくんの話し声と、「すみません」という言葉が聞こえた気がしたけど、それも夢か現かわからない。