「まゆだったら、どれがいい?」
お兄ちゃんの言葉にいちいち傷ついていくあたしがいる。
そもそもお兄ちゃんに気持ちを伝えることを禁じたのは自分なのに。
「・・・どれでもいいんじゃない?」
「ん?」
「お兄ちゃんが選んだものなら、なんだって喜んでもらえるよ・・・きっと。」
そう言うとあたしは「外で待ってる」と店を出て、少し離れたところにあるベンチに腰を下ろした。
途端にため息が漏れる。
どんな人だろう・・・?
不思議と涙は出てこなくて、むしろ心が空っぽ。そんな感じ。
あたしの初恋、終わった・・・
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